今回は元日本代表監督・ジーコの本名についてみていきましょう。
ジーコの本名やジーコの由来、Jリーグに残した功績についても調べてみました!
ジーコの本名は?
ジーコ(Zico)は通称名 |
本名:アルトゥール・アントゥネス・コインブラ |
ラテン語:Arthur Antunes Coimbra |
ジーコといえば白いペレや神様と呼ばれていた偉大なる元サッカー選手ですね。
最近では監督の印象のほうが強いと思いますが、選手時代はそのたぐいまれなる才能で人気選手の1人として活躍していました!
現役引退後もテクニカル・アドバイザーとして鹿島アントラーズを支え、2002年には日本代表の監督に就任しています。
ドイツW杯で結果を残すことはできませんでしたが、日本サッカー史に大きな功績を残した方ですね。
そんなジーコの本名は、実は「ジーコ」ではないということをご存じでしょうか。
ジーコ(Zico)というのは通称で、本名はアルトゥール・アントゥネス・コインブラといいます。
ラテン語で「Arthur Antunes Coimbra」と書くそうで、ジーコの文字は1文字も入っていませんね(笑)
ファーストネームの「アルトゥール」は「アーサー」で、古代イングランド王「アーサー王」と同じです。
名字の「コインブラ」はポルトガルの地名からきているそうです。
日本でいう京都や鎌倉のような歴史ある都市で、ジーコのルーツはこの古い町にあるようですね。
ジーコの由来
もともと 「Zico」という単語の意味は、「やせっぽち 小さい」というそうです。
いとこのリンダが「アルトゥジーニョ」と呼ぶところを「アルトゥジーコ」と言ったので、そのときからの呼び名だそうです。
「〜くん」の「くん」にあたるようなニュアンスのようです。
ブラジルの司令塔「ロナウジーニョ」の本名は「Ronaldo de Asiss Moreira」(ロナウド・ジ・アシス・モレイラ)ですが、ロナウドはすでに活躍していたので、「小さいロナウド」から「ロナウジーニョ」と名乗っています。
ジーコはもうひとつガーロ(galo)というあだ名をもっており、ブラジルのクラブに所属していた頃やブラジル代表メンバーだった頃、鹿島アントラーズ監督時代にはジーコではなくガーロと呼ばれていました。
「galo」は「雄鶏」という意味で、本人の声が高いことや、フィールドの真ん中に堂々君臨す姿からつけられました。
ニックネームです。親しい人たちは、今でも彼を「ガーロ」と呼んでいるそうです。
「Zico」の正しい発音は、「ジーコ」ではなく「ズィッコ」だとか。
「ジーコ」と呼ぶのは日本人ファンだけだといいますから、意外ですよね!
ジーコがJリーグに残した功績
1967年、ジーコは「フラメンゴ」でプロデビューします。
1983年にイタリアの「ウディネーゼ」へ移籍したのち、1985年には再び「フラメンゴ」に復帰しました。
ブラジル代表ではソクラテスやトニーニョ・セレーゾ、ファルカンと『黄金のカルテット』と呼ばれ、一躍スーパースターになります。
そのすさまじい活躍っぷりから、『白いペレ』とも呼ばれるようになりました。
1985年現役引退後は、ブラジル政府の閣僚になっていましたが、1991年現在の「鹿島アントラーズ」に入団すべく来日します。
Jリーグ開幕から鹿島アントラーズの黄金期を支え、Jリーグでは初のハットトリックを決めました。
当時の鹿島アントラーズは常勝軍団ではなく、とてもスーパースターを従えるレベルとはいえませんでした。
Jリーグ・鹿島アントラーズの歴史はジーコから始まったともいえます。
キラーパスからの確実にゴールを決めるその技術から「白いペレ」と呼ばれ、そこから愛称である「ジーコ」として世界中に知れわたります。
母国・ブラジルでは神様のように扱われており、サッカーに厳しい国民相手でもかなりの信頼を寄せられています。